【クラブもキャバクラも一緒】店内の人間関係を良好にする秘訣とは？
他の女性はライバルではありますが…
キャバクラにしろクラブにしろ、会員制ラウンジにしろナイトワークは基本的に人気商売です。他の女性とポイントや売上を競い合うこともあります。
これが「良きライバル」くらいで済めばお互いの良い刺激となってプラスの効果を生むのですが、一旦「敵」になるとお互いの足を引っ張ることになり、お店の空気が悪くなります。
仲良しグループと仲が悪いグループができると、皆さんの嫌いな派閥が完成です。ギスギスした雰囲気は自然とお客様にも伝わるので、結果として常連のお客様も何となく居心地の悪さを感じて来店が減ってしまい、結果としてお店自体の売り上げが落ちることにもつながります。
この仕事をある程度続けると、「２ちゃんねる」やホスラブなどのような掲示板で、悪口やお客様には知られたくないスキャンダルを書かれることもあります。実際匿名掲示板ではお客様からの悪口ではなく、明らかに店のキャストが書いてるだろうという内容の書き込みの方が多いくらいです。
このような変なトラブルに巻き込まれないようにお店での人間関係を良く保つように意識しましょう。
今日は女性同士や男性スタッフとの良好な人間関係を築くための記事です。キャバクラとクラブでは多少仕組み・ルールが違うところもありますのでキャバクラ編とクラブ編に分けて解説します。
店内の人間関係（キャバクラ編）
キャバクラというと接客は1対1が基本なイメージなので、他の女性との人間関係など気にする必要もないようなイメージがありますが、実は案外そうでもありません。実は周りの女性や男性スタッフに気遣いのできない女性は失敗しやすい傾向があります。
以下の項目で女性編と男性編に分けて説明します。
ヘルプの子を大事にする
キャバクラにおいてもヘルプという役割がありますが、実はお客様はヘルプの女性から情報を仕入れることが多くあります。業界未経験の子がヘルプで言わなくて良いことを言って後で痛い目にあうこともありますが、十分に経験のあるキャストでも悪気がなく、うっかり口を滑らすことも多いです。
まさに口は災いのもとなのですが、自分のテーブルでヘルプの女性を大事にすることで「○○さんのお客さんだから、特に気を付けて接客しないと」と思ってもらえます。これが色々な意味でプラスの効果をもたらします。
またお客様からあなたの話題をふられたときも、必ずあなたのことを持ち上げてくれるはずです。
ヘルプというとつい自分より下の立場と思って上から目線になりやすいですが、実はヘルプの子が頑張ってくれることで自分の立場があるということを忘れてはいけません。
自分に指名のお客様がかぶってしまった場合に、間に入って場を盛り上げて自分にパスしてくれるのは他の女性の仕事だということを絶対に忘れてはいけません。
男性スタッフを味方につける
お店の女性同士の関係では仲良くできても、黒服（男性スタッフ）」との仲が悪い、お互いよく思っていないことが原因で失敗するというケースもよくあります。
女性同士である同僚キャストには気を遣えても、男性である黒服にはついおろそかになるというキャストも少なくありません。
キャバクラは女性ありきの商売ですので、働いてくれるキャストがいなければ、当然お店は営業できません。それは動かせない事実ではありますが、主役の自分だけではお店は成り立ちません。
実は黒服の接客やサービスがお店の雰囲気を底上げしている、それどころか自分を支えてくれているというケースが多いのも事実です。
お客様がどんなにキャストを気に入っても、お店が気に入らなければお客様は通いたくなくなるものです。
黒服の教育は当然お店の役割ですし、店長や店舗責任者の大事な仕事ですが、キャストの接し方や心がけひとつで、黒服の態度や気持ちを変えることが可能です。
絶対に忘れてはいけないのは黒服も1人の人間だということです。
嫌いなキャスト、自分の事を上から目線で扱うキャストのお客様より、自分の気に入っているキャストや応援しているキャストのお客様の方が心をこめた接客ができるのは人間としては普通のことです。
それだけはありません。自分がいくら頑張っていても付け回しの黒服に嫌われてしまうと、フリーの席につける回数が減ってしまう可能性が高いです。付け回しのボーイとは特に仲良くするのが賢明です。
自分一人だけでお店が成り立っているわけではないということを常に肝に銘じて行動しましょう。
店内の人間関係（クラブ編）
今まで述べてきたことがキャバクラにおける女性同士の関係と男性スタッフとの関係になりますが、「永久指名」で「会員制（一見さんお断り）」という他のジャンルとは違った特殊なシステムで運営されているクラブでは女性同士の関係も男子スタッフとの関係も若干変化します。
まずおおざっぱにキャバクラとの違いを挙げると、
- クラブにはママや係（売上の女性）がいる
- 自分が係の時のヘルプとの接し方は基本的にキャバクラと同じ
- 銀座クラブの黒服は店客（指名のいないお客様）を抱えている
などが挙げられます。以下の項目では主にクラブ特有の人間関係の作り方を説明します。
クラブにおける女性同士の関係
クラブとキャバクラの接客の大きな違いは、キャバクラが1対1接客が中心なのに対し、クラブではママや係を中心に複数で接客するグループ接客となる点です。
グループでの接客になりますので、テーブル内でのそれぞれの役割が分かれますし、お客様やママ（係）の意向に沿うようにヘルプの女性は行動することが求められます。
となるとママや係にとって「この子は自分のテーブルに呼びたい」と思ってもらえないとそもそもヘルプでつく席がなくなりますし（これは銀座のクラブにおいて実質クビのような状態です）、連携プレーで接客する他のヘルプの女性とも良好な関係を作れないとチームプレーとして機能しません。
これは負担のように感じるかもしれませんし、人によっては「他人に気を遣わなくて良いキャバクラの方が楽」と思うかもしれませんが、
キャバクラは自分のお客様ができないとすぐに干されます。これに対し「永久指名」で指名替えのないクラブではママや係に気に入られたヘルプの女性には同伴などを協力してくれるのでノルマがカンタンにこなせます。
キャバクラは確かに個人仕事の側面がありますが、それは裏を返せば「お客様をつかめない女性は戦力外」ということにもなります。保証期間が終わった途端クビか時給が大幅に下がるという例も珍しくありません。
これに対し永久指名というシステム上、入店してすぐにお客様ができることを銀座をはじめとした高級クラブでは期待していませんので、ヘルプの仕事がきちんとできれば、入店後しばらくはお客様ができなくても問題になりません。
ママや係に気に入られればヘルプという立場でも同伴を回してもらえるので、ノルマに苦しむこともなく続けられるのがクラブのメリットでもあります。
クラブにおける男性スタッフとの関係
クラブにおいても男性スタッフの基本的な役割は変わりませんが、銀座の高級クラブ独特の要素として「店客（指名のいないお客様）」の担当が男性スタッフになるという点があります。
以前は指名の女性がいたけどその女性が辞めてしまった後もお店に通うお客様が銀座の高級クラブにはたくさんいます。このお客様の相手をするのは銀座では男性スタッフの仕事です。
銀座のクラブでは30年40年と営業しているお店が普通にありますので、女性の在籍期間よりもお客様が通っている期間の方が全然長くなるようなケースは普通にあります。
銀座クラブの面接を回ったことのある方なら経験があるかもしれませんが、「黒服がお客様と同伴中で面接が組めない」ということも銀座ならではの光景です。
面接を担当するような役職のある男性スタッフであれば、大抵は自分が担当しているお客様がいるので、お店の開店前にお客様と食事に行ったりして、ホステスの代わりに同伴することがあります。
このような「店客」は誰のお客様でもないので、もし新人の女性でも気に入ってもらえれば即自分のお客様になります。会員制で一見さんお断りの銀座の高級クラブで唯一の「フリー客」のような存在です。
この「店客」の席に新人のホステスなどを積極的につけることで、指名を獲得できるように協力するのも黒服の仕事なのですが、どういう女性にチャンスを与えるかは、その男性スタッフの女性に対する評価が関わってくることは容易に想像できるかと思います。
先ほどのキャバクラの「付け回し」などと同様に、男性スタッフの印象が良くない女性を長年通っている常連のお客様にすすめる気にはならないというのをご理解いただければと思います。
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今回は「店内の人間関係」というテーマで、同じお店の女性との関係、男性スタッフとの関係を作ることの重要性について、具体例を挙げて説明してきました。
「ナイトワークは自分のお客様をつかめば勝ち」という考え自体は間違ってはいないのですが、限度を超えて自己主張をし過ぎたり、他の女性陣や男性スタッフと良好な人間関係を作れない女性は失敗しやすいということも理解できたかと思います。
特に当社がメインにご案内している銀座のクラブの場合は「永久指名」「一見さんお断り（会員制）でフリー客が来ない」という特殊事情があるので、余計にママや係の女性、黒服の男性スタッフとの良好な関係を作ることが長続きするためには必須になってきます。
反対に言えば自分のお客様をつかもうつかもうと力まなくても、お店のスタッフやママと良好な人間関係が作れれば続けていけるというのは銀座のクラブが他のエリアのナイトワーク各種より働きやすい環境であるとも言えます。
もちろんそんな銀座のクラブには採用されることすら他のエリアのお店とは違った困難さがありますが、チャレンジしてみる価値はあると思います。
もし銀座のクラブで一流のホステスとして成功したいと思っているなら、このような事情を頭に入れて働くことを考えるべきです。当社ではそのようなアドバイスも気軽に行っていますので遠慮なく言っていただければと思います。
銀座の高級クラブのホステスはナイトワークの世界で昼職以上のステータスを得ることができる世界です、頑張った分だけそれが一生の中で貴重な経験、財産として残ると思います。
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